この記事では2023→2022の阪神エラー数のデータや、年度別についてシェアして行きたいと思います!
個々の選手の守備技術や判断力の不足もエラーが多い原因の一つです。
特に若手選手が多い場合、経験不足からくるミスも増えがちです。
これらの要因が複合的に作用し、阪神のエラー数が増加していると考えられます。改善には、守備練習の強化や選手の育成、さらには甲子園の特性に適応した戦略が必要ですね。
特に2022年度からの直近3年間はヤバいレベルでしたので、そのヤバさを見ていこうとおもいますね。
2022の阪神エラー数はもはや笑えるレベル・・
2022年のエラー数は86でリーグワーストです!
エラー数の多い原因は恐らく矢野監督の野手のポジションを固定しない戦略が、大きな要因だったと考えられます。
出典https://www.youtube.com/
エラー数が多いポジションと選手を見ていくと、ショートが21(中野18失策)、外野が13(近本、佐藤3失策)、サードが15(佐藤9失策)となっていて、外野、サードにおいても2年目の佐藤が最多失策です。
佐藤は学生時代主にサードを守っていて、阪神には不動の四番である大山がいたため外野にコンバートされましたが、ルーキー時代はサード守備に問題がなく13試合で失策1と華麗な動きを見せていました。
阪神OBの岡 義朗も
と語っており、守備位置をコロコロ変えられるせいで、基礎的な練習ができてないのではないかと思われます。
中野は守備範囲の広さには定評があるのですが、ショートとしては肩の強さが弱い部類に入るため、アウトになるかセーフになるかギリギリのプレーで、悪送球をしてしまい、エラーになるシーンが良く見られました。
打たせて取る技巧派ピッチャーが多い阪神投手陣の良さを活かせてないですね。。^^:
阪神のエラー数が非常に多いという状況は、ファンにとっても苦笑いしてしまうほどかもしれません。具体的に何が原因でこれほどエラーが多いのかを特定するためには、以下のアプローチが考えられます。
エラーデータの分析
どの選手がどのポジションで多くのエラーをしているのかを確認する。
エラーの種類(例えば、送球エラー、捕球エラーなど)を分類し、どのタイプのエラーが多いのかを把握する。
試合映像のレビュー
試合の映像を見直し、エラーの具体的な状況を確認する。
エラーが起きた場面の共通点を探る。(例えば、特定のピッチャーのときにエラーが多い、特定のイニングでエラーが集中しているなど)
選手のフィードバック
選手自身からのフィードバックを収集し、彼らがエラーについてどう感じているか、どのような課題があると考えているかを把握する。
精神的なプレッシャーやコンディションについての意見を聞く。
コーチングとトレーニングの見直し
守備コーチの指導方法や練習メニューを見直し、改善が必要な点を特定する。
守備練習の頻度や内容を強化し、エラーを減らすための具体的な対策を講じる。
統計と比較
他のチームとの比較を行い、阪神タイガースのエラー数がどの程度多いのかを把握する。過去のシーズンと比較し、エラー数が増加している原因を探る。
これら原因を追求し、阪神のエラーは改善されたのかどうか検証していきます。
2023/阪神のエラー数は改善されたのか?GG賞が球団最多!
2023年のエラー数は85で去年と引き続いてリーグワーストで数としては改善されませんでしたが、ゴールデングラブ賞を多数受賞し、プロの目から見ても守備力自体は改善されたと言われています。
守備の名手に贈られるゴールデングラブ賞は、“捕手の坂本、ファースト大山、セカンド中野、ショート木浪、センター近本”の球団史上最多の5名が受賞しました。
以前の球団最多獲得数は4人で2003年、1992年、1985年の三回です。
失策数はあくまでも守備をミスなくこなすかという観点の評価基準です。
-阪神のエラー数ワーストについて-
鳥谷さん「正直、数はどうでもいい。質の問題。試合の勝ち負けに直結するエラーをどれだけ減らせるか。そこが大事」
実は、エラー数は以前とワーストトップなんやけど、UZRは年々改善傾向なんよね。
なので、守備面で全く成長してないわけではない気がする😌— ヒロトニン【野球ブロガー】 (@tiger_blog7240) January 23, 2022
近年では「UZR」という同じ守備位置の平均野手と比べどのくらい失点を防げたかという、指標が重要視されています。
値が0より大きいとだと平均よりいい、-より平均より悪いという意味で、参考までに守備の名手である源田のUZRは8.6です
そして阪神のUZRで確認してみると、ファーストの大山が11.3、セカンドの中野が2.5、サードの佐藤が-2.6、ショート木浪が0.6、ライト森下が3.4、センター近本が9.5、レフトノイジーが-7.8
佐藤とノイジー以外は全員平均以上となっていて、鉄壁の守備陣となっています。
先ほどの通り中野はショートとして肩が弱いと言われており、岡田監督の意向で今期からセカンドに転向したのですが、それがピタッとはまりましたね。
肩が強く守備がうまいイメージがあるノイジーが平均以下なのは予想外ですが、エラー数が多いものの、ゴールデングラブ賞を球団史上最多獲得したという結果には納得ですね^^
阪神/エラー数の年度別を調査
阪神の失策数を日本一の1985年、暗黒時代、近年で分けて調査していきます。
阪神が1985年はエラー数が78とセリーグで二番目に失策が少ないです。
この年は平田、掛布、岡田とダイヤモンドグラブ賞(現GG)を獲得しています。
ショートの平田は名手で有名ですが、掛布も強肩で華麗な守備を魅せ、、スナップを利かせた伸びる送球で子供時代の松井秀喜が憧れるサードでした。
チームメイトとセカンドから練習中の遊びで、ファールゾーンの銀傘までボールを投げる競争をしたとき、”他の選手大半は届かなかったのに、掛布は上に乗せた”と当時監督だった安藤が驚いたそうです。
阪神が4年連続最下位であった1998年から2001年の失策数は1998年が89失策でセリーグ最下位、1999年が67失策でセリーグ3位、2000年が101失策でセリーグ5位、2001年が86失策セリーグ5位と、毎年失策数が下から数えた方が速いです。。^^:
年度 | エラー数 |
---|
2015 | 85 |
2016 | 90 |
2017 | 95 |
2018 | 88 |
2019 | 92 |
2020 | 87 |
2021 | 89 |
2022 | 91 |
2023 | 93 |
当時は和田、新庄など球界屈指の名手がいたものの失策数が多いです。
打撃面を強化しようとしたあまりハンセン、クルーズらの毎年のように入れ替わる外国人選手、トレードで名手の久慈を放出したため、守備陣の意思疎通が取れていなかったのかもしれません。
近年の失策数はとても酷い数字となっていて、2018年が89失策、2019年が102失策、2020年が85失策、2021年が86失策、2022年から2023年は先ほどの数字通り、”6年連続リーグワーストの失策数”です。
2020年以降は85失策前後で横ばいになっていますが、2023年は守備力の改善が見られたため、これからはエラー数が減るのではないかと期待できます。
それにしても2019年はずば抜けた失策数ですよね。原因としては矢野監督の先ほどの戦略と、大和不在の影響が考えられます。
阪神の2016年からの年度別エラー数
金本政権
2016年 97
2017年 82
2018年 89
矢野政権
2019年 102
2020年 85
2021年 81(10/7終了時、残り14試合)
エラーの問題は中々改善されない。
主力となる選手が揃ってきたのは矢野政権に入ってからなのでチームとしての守備力はやっと成長途中なのかもしれない。— あさい (@Asai_Tigers) October 7, 2021
2016年に金本監督が就任以来、鳥谷の衰えもあって若返り政策をとったのですが、なかなか守備の上手い若手が現れませんでした。
牛若丸の再来と言われたショートの植田が74試合で8失策の守備難で、糸原、北條など日替わりでポジションを争う形となり固定化できませんでした。
内野外野をどこでも守れる守備職人の大和がFAで横浜2018年に移籍し、ショート不在となり、矢野政権に変わった2019年シーズン途中に、大和と同じくショート、セカンドを守れるメジャーリーガーのソラーテを獲得しましたが、何でもないゴロを悪送球することもあり、出場9試合の時点で4失策という結果になりました。。^^:
阪神
・満塁で打てない
・ショートが固定できない
・ショートのエラーが多い
・中堅がいないこのDeNAの大和って選手ドンピシャやん pic.twitter.com/3STM99XRdX
— すきやきすきや (@sky_oh1) August 19, 2019
彼らがエラーしやすいのは甲子園の土のせいなのか?
甲子園は内野全面が土なのでイレギュラーしやすく、守りが難しい球場だと言われています。
緩い打球だと急にボールの勢いが弱まり、処理に焦り悪送球をしてしまったり、強い打球だと急にバウンドが変わりはねて後ろに逸らしてしまうことがあるため、甲子園特有の不規則な打球に対応しなければなりません。
ただ、阪神のエラーは何も守備面だけではありません!
走塁に関しても木浪がやらかしたシーンがあるんですが、これはとてもお粗末でした。。
出典https://www.youtube.com/
これには流石に、走塁コーチが無能なのか木浪本人が無能なのかと言わざるをえません。。
そして、守備に話を戻しますが守備の名手であった吉田義男ですらイレギュラーする打球が苦手で、一年目38失策をしたそうです。
トタン板を用意し、イレギュラーする打球への練習を繰り返したというエピソードがあります。
また外野守備に関しても、浜風の影響もあり、ファールグラウンドに打球が流れることもあります。
巨人のエラー見てると、阪神のエラー多いのって守備じゃなくて甲子園の悪魔のせいじゃないかと思ってきた
— 虎レーザー🐯やーさん 現地4戦4勝 (@tatuyanwwww) September 5, 2021
近本も初年度はフライを落としたり、バックホームを暴投するなどのミスをするほど甲子園でのフライやクッションボールの処理が大変です。
ちなみに2023年において甲子園61試合で阪神のチームエラー数が38失策であるのに対して、巨人は13試合で10失策しているため、データからもエラーしやすい球場であることが分かります。
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【個人的感想】結果的に守備を軽視したダメダメ監督達!
阪神の歴史の中で、守備を軽視したと批判される監督についていくつかの例を挙げることができますが、具体的な名前を挙げるのはあくまでも個人的見解での感想です。
監督の評価はファンやメディアの間で意見が分かれることが多く、また一部の批判は結果論として語られることもあります。
しかし、一般的な観点から、以下のような点で批判されることがある監督の特徴を挙げることができます。
■守備の配置や戦略に関するミス
守備の配置が適切でないために失点を招いたり、重要な局面でエラーが多発するような状況。
■選手起用のミス
守備力が不足している選手を重要なポジションに起用し続けることや、守備固めが遅れることなど。
■守備練習の不足
守備の練習や強化が疎かにされることで、試合中にミスが多発する。
過去の具体的な例としては、1980年代後半から1990年代にかけての阪神は長い低迷期にありました。
この時期の監督やチーム編成について、守備を含む総合的なチーム力の不足が指摘されることが多かったです。
なお、監督だけでなくチーム全体の方針やフロントの判断も影響するため、一人の責任に帰するのは難しいですが、守備を軽視したとされる監督の具体例を探す際には、その時代のチームの状況や戦力、フロントの方針なども総合的に考慮する必要があります。
一人目は野村監督です。
新庄を勉強のためにオープン戦で投手として登板させたり、ファーストと投手を交互に交代する「葛西、遠山スペシャル」のように守備に関しては割と軽視する政策が多かったです。
投手だけではなく今度は公式戦で新庄をセカンドに守らせたこともあります。
当時ショートを守っていたのは今岡です。肩が強かったとはいえ足が遅く、ショート今岡、セカンド和田の二遊間は逆じゃないかと思いますよね。。^^:
二人目は金本監督です。
金本政権になった2016年から阪神の守備軽視が目立ち始め、前年の2015年は77失策と特に多い訳ではなかったのに、2016年は97失策で、リーグワーストとなりそれ以降安定して失策数が急激に増えました。
理由としてはベテランの無理なコンバートや、打てる選手を優先して使うために、サブポジションを守らせていたことです。
金本監督がじゃあ誰使う?って逆切れしてるけど、少なくとも自分ならセンターに隼太は使わない…。
ただでさえ強いゴロ打てばすべて抜けていく内野陣(サード北條除く)なのに、外野のセンターまで守備苦手な選手いれるとは守備軽視にも程がある(; ・`д・´)— 斯波左兵衛督 / KannaCalico@Durandal (@ShibaYoshikado) July 3, 2016
2016年途中からサードにコンバートされ安定していた鳥谷を、2017年キャンプでセカンドに再転向させたり、外野守備に難がある高山をセンターとして起用させるなど、守備位置をゲームのようにどこでも守らせることから、「パワプロ君野球」と比喩されることもありました。。^^:
三人目は矢野監督です。
先ほどの通り矢野はポジション固定に対して、選手のモチベーションが上がらないのであまりしたくないという、否定的な考えを持っていました。
ですが、守備力が大切であるセカンドに糸原を使い続けたり、サードの佐藤を外野に、守備固めとして糸原をサードというシーンが良く見られました。
守備軽視の矢野野球やから仕方なし。
いろんなところ守れる方がいい=プロフェッショナルは要らない。
矢野監督は、こんな野球を誰に学んだ?野村監督?星野監督?岡田監督?— JIN (@jinsroom2001) August 14, 2022
また時には佐藤を人生初セカンドに守らせることもありました。
確かに糸原はサード守備は無難にこなします、ですが、守備にただでさえ難がある佐藤のポジションをコロコロ変えることはいかがなものかと思いました。
結局前任の金本に引き継いで、コンバートの嵐となり、エラー数が改善されないまま辞任しました。。^^:
守備を重視する岡田采配の真髄が著書に!
この記事を書いた人
- どうも、The Tigers管理人の虎次郎です!阪神ファン歴30年以上のコアなオールドファンです。阪神タイガースに関しての事なら私生活と同化しているほどのマニアです。「日本イチの阪神ファン」と公言しているダンカンにも負けない自信があります!とにかく阪神タイガースが好きな方、愛している方、ファンの方には絶対に楽しめる専門サイトになっていますので、ぜひ楽しんで行ってください!
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