『珍伝説は素手!』星野伸之⇒なぜ最速最遅なのに打てないのか?

阪神選手2000年代
虎次郎
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今回は元阪神、星野伸之の伝説が素手で捕れるほど球速が遅かった事や、「最速」の珍ワードが出現していることなどに触れていきます!

星野伸之には数々の伝説がありますね。

時には素手で捕れるほど遅いボールで相手バッターをキリキリまいさせたことや、球界唯一遅い球を投げるピッチャーとして、なぜ「最速」と言うキーワードが出ているのか?

この謎について検証していきたい。

星野伸之/数多い伝説がある男!

虎次郎
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星野伸之は、阪神時代は3年間で8勝13敗とあまりパッとしない成績のまま頻脈が原因で引退しました。

出典https://www.youtube.com/

しかし、阪急とオリックスの時代に数々の伝説を残してきました。

11年連続の二桁勝利であったり、歴代21位の2041奪三振、同31位の29完封、完投数も129、と分業制が主流になった時代ですら一人で多くの試合をまかなった投手でした。

他にも、プロ野球の投手とは思えない程の華奢な体型も。

星野伸之/阪神

星野伸之/阪神

阪神に来た時、野村克也監督がどうしてもその体に理解が出来ず、「まるで芸術品や・・」とコメントしたことがある位です。

一方でイケメンであることから、同じパシフィックリーグの西崎幸弘、阿波野秀幸、渡辺久信等と共に、「トレンディエース」という何とも時代を感じさせる愛称で呼ばれてもいました。

何よりもファンが脅威に感じていたのが、非常に遅いボールで打者を牛耳っていたことです。

星野伸之/伝説

星野伸之/伝説

あまりの遅さに、「あんな球、わたしでも打てる」と、一般ファンどころか妻からも言われた、という逸話があります!

遅い球故、晩年の落合博満に盗塁を許してしまったこともありますね^^:

走りまくられたかと言えば、牽制がとても上手く刺殺数も91あります。

ランナーを牽制で釘付けにしておいて、遅い球で打者をゆっくりと料理していた印象です。

時速130㎞程度のストレート、70~90㎞のカーブ、120㎞前後のフォークだけで、18年間現役生活を続けたヤバいピッチャーですね。。

星野伸之は素手でもOKなピッチャーだった・・

虎次郎
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その遅い球故に、ある日あってはならないような出来事がおこりました。。^^:

出典https://www.youtube.com/

1990年9月20日の、対日本ハム戦です。

その試合自体は、先のトレンディエースの一人である西崎幸弘との投げ合いで完投するも2対3とサヨナラ負けを喫しました。

星野伸之の投じた球が捕手中島聡の構えたところとは、逆にいってしまいますがそれを捕手が素手で掴んで、星野伸之よりも速い球で返球してしまったことです。。

星野伸之/素手

星野伸之/素手

過去の好プレー珍プレーでも、お目にかかれるシーンです^^:

さすがに困ったのか、その後、こんなやりとりになったそうです。

星野「素手でとるのはやめてよ。遅い球が取柄の俺やけど、素手でとられるの恥ずかしい」

中島「ミットで捕るんが、間に合わなかったんです。素手でいけるやろ、と思ってしまいました」

中島聡がちゃんと謝ったことで、その後は何事もなく終わり今では笑える昔話になっています。

野球人のYouTubeチャンネルで、下柳剛のグローブ投げ事件と同じ位この話であちらこちらにゲストで呼ばれていますね^^

星野伸之に「最速」のワードが!球界唯一の最遅・・

虎次郎
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スピードガンで速度が計れるようになって以来、誰が時速150㎞をこえた誰が160記録?、といつも話題になります。

星野伸之/最速

星野伸之/最速

しかし、キレもない、ただの150㎞ならばいとも簡単にプロの打者は捌いてきます。

藤川球児のような、「炎のストレート」も凄いのですが星野伸之のストレートは、別の怖さを感じさせます。

「如何に速く感じさせるか?」、を実感させる投球術でした。

星野伸之/阪神

ストレートとチェンジアップの落差が大きかった井川慶でも、チェンジアップの球速は随時130キロは出ていましたよね。。^^:

投球練習でも普通は、全力で投げます。

が、新人時代星野伸之はコーチから逆のことを言われます。「お前は全力で投げると、ダメなタイプ。力みをなくしてフォームで投げろ」、と。

力を抜いて軽く投げた方が、良い球がいくことを実感しました。

緩いカーブを織り交ぜることで、軽く投げたストレートが相手にはとてつもなく速く感じさせる様になりました。

フォームと腕の振りが全て一緒ということが大前提なのでしょうが、投げる瞬間の力の入れ方でスピードを変え、ゆったりとしたフォームで素早く投げ込みます。

そこにボールにキレが生まれて、打者からすればとてもタイミングが取りにくかったに違いありません。

星野伸之/なぜ最遅なのに打てないのか?

虎次郎
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今でも、現役時代の星野伸之の投球を動画で見ることが出来ます。それを見ていて共通するのが、打者が非常にイライラしながら対峙していることでした。

星野伸之/阪神

緩いカーブを捉えきれなくてファール、あるいは大きくバランスを崩して三振する等。

インコースにスッとストレートを投げられ、全く反応出来ずに見逃し三振してみたり。

ある外国人選手からは、あまりの遅さに苛立ちクレームをつけられたこともありました^^:

緩急以外に、何か秘訣はないのか?1993年に、阪神からやって来た野田浩司が投球フォームに癖があることに気付きます。

星野伸之

星野伸之

「ボールを体で隠す。どれだけ見えないか正面で見たことがあるが、全然見えなかった・・」、とコメントをしています。

テークバックでボールを隠しながら、うまく力を抜いてポンと投げる。

星野伸之の力の入れ方、抜き方を学ぼうをしたそうです。

■制球力がヤバかった阪神ピッチャー一覧!

秋山拓巳

山本和行

下柳剛

井川慶

藪恵壹

工藤一彦

池田親興

小林繁

中田賢一

伊良部秀輝

160キロの魔球に見えるほど打者はキリキリまいだった・・

虎次郎
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星野伸之と同時代に活躍した選手が、一番打ちづらい投手として彼をあげています。梨田昌孝は、「あまりに速く感じて、金縛りにあったようだった」と言い清原和博も「星野さんのストレートが、一番打ちにくい」と述べていました。

他にも中村紀洋、タフィ・ローズ、片岡篤史も異口同音です。

星野伸之/片岡篤史

ボールの見えないフォーム、時速50㎞位の緩急差で168勝をあげた大投手が2000年にFA宣言をして、阪神タイガースにやってきます。

野村克也監督2年目のことでした。

前年フィーバーはあったものの、後半失速して最下位。

今年こそ、と思っていたところに大投手が入団したため、「投手陣は安泰や」と気の早いファンは喜びました。

2000年3月31日、横浜スタジアムにて星野伸之は開幕投手を任じられます。

しかし、結果は2回を投げて5失点という散々な結果でした。。

次は4月7日に広島と対戦。9回3失点ながら援護なくサヨナラ負け。

4月14日の甲子園球場での対中日戦で、9回1失点でやっと移籍後の初勝利をあげました。

チームもこの時、9連勝を重ねます。

星野伸之/阪神

同月23日の対ヤクルト戦では4安打、1対0で完封勝利をあげました。

しかしこのまま順調、とはいかず早い回で大量点を許す等一定しません。

やっと勝ち星を得たのは、5月30日対横浜戦7回無失点でした。

その後も、負けが先行する形で結果5勝10敗、防御率4.04で終わりました。

勝ち負けの数が、逆になる筈なのに・・と思ってしまいます。。

その原因のひとつになるかもしれませんが、星野伸之はセ・リーグのリードの仕方に、違和感を覚えたそうです。

オリックス時代はランナーが出ても、平気でスローカーブを投げていましたが当時のキャッチャー矢野燿大はそんな時、「ストレートばかり要求してきた・・」とのこと。。^^:

「サインに首を振ることで、球種がばれて狙い撃ちをされた・・」と、述懐していました。

パ・リーグの時のような、思い切った投球が出来なくなり自身の体調も相まって、2002年に現役生活に終わりを告げました。

当時の阪神タイガースの暗黒状態も悪影響を及ぼしたかもしれません。ファンとしてはその晩年を何とも申し訳ない思いでみてしまいましたね。。^^:

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