【阪神】歴代＆なぜ補欠がキャプテンだった？決め方や名誉の意味は？

阪神の歴代キャプテンには色んな個性派がいましたが、なぜか補欠が混じっていたり、そもそもキャプテンの決め方が投票だったり、名誉キャプテンが存在したりと、中々ファンキーな一面がありました。

時代をさかのぼって、歴代から見ていくと古い時代から現在に至るまでの間にかなり変化が見られます。

今回はそんな阪神タイガースの歴代キャプテンについて見ていきたいと思います。

阪神キャプテン歴代を全チェック！

プロ野球でも実はキャプテン制度があることはご存じでしょうか？

あまりその役割などは、普段のスポーツ放映でもはっきりと説明されていないかと思います。

わが阪神タイガースも同様に主将がいました。

そうした主将が阪神のシーズン成績へ関与している可能性もありますが、一体どうだったのでしょうか？

少し気になりますね。まずは阪神の歴代のキャプテンはどんな方が務めていたのかについて調べていきます。

1936年＝松木謙治郎

そこから投手では初のキャプテンとなった若林、わずか１年でキャプテンを降りました。

田中義雄、景浦　将と続き、初代ミスタータイガースの藤村富美男が４年間も務めました。

血気盛んなプレイでファンを魅了したその姿はまさしくキャプテンといったポジションが似合っていたのでしょう。

その後＝御園生崇男

実はこの御園生、大谷翔平でも話題となった二刀流の元祖として有名な選手だったのです。

通算成績も防御率２．３９と素晴らしい成績ながら、通算５０６安打と８７盗塁（なんと本盗６という驚くべき成績）と打者としても活躍されていたんです。

成績でもチームを引っ張っていたのですね。

その後、金田正泰、白坂長栄⇒吉田義男

阪神の監督をなんと３度も務めあげた名将ですよね。「牛若丸」として華麗な守備と堅実な守備で知られた達人でした。

打率は決して高いわけではなかったのですが、人柄も含めて信頼されていたのでしょう。

1973年＝安藤統男

しかし、わずか１年でキャプテンの座から降りました。。

その後、なぜかキャプテン制がしばらく廃止となりましたが、２０１２年に復活、野手キャプテンを鳥谷敬、投手キャプテンを藤川球児が務めました。

2012年＝鳥谷敬・藤川球児

鳥谷はその後も翌年から４年間チームキャプテンを務めあげ、全試合出場を続けるなど背中でチームを引っ張りました。

特に歴代キャプテンの中では鳥谷敬が阪神ファンの中で最も印象に残るプレイヤーではないでしょうか？

2016年～2017年＝福留孝介・福原忍

出典https://www.youtube.com/

メジャー帰りで晩年ではありましたが、若手の見本となる練習量とキャプテンシーがとても印象的でした。

2019年＝糸原健斗

実績はまずまずでしたが、チームを陰からしっかりと支える姿が選出された理由かもしれませんね。

2021年～2022年＝大山悠輔・岩貞祐太・坂本誠志郎

出典https://www.youtube.com/

２０２１年は大山悠輔と岩貞祐太が務めあげております。最終的には２０２２年に坂本誠志郎捕手が務め、現在に至ります。

なぜ阪神のキャプテンが補欠(坂本)だったのか？

気になっていることとして、坂本はスタメン捕手というよりもどちらかといえば控え捕手として知られています。

どうして坂本が務めることになったのでしょうか？

阪神のキャプテンって坂本誠志郎なの？なんで？

— いつ降参 (@0823_05) December 15, 2022

実は２０２２年のキャプテン選出は、ファン感謝デーで実施された総選挙（選手間投票）という形で決定したようです。

１回目の投票を経て最終候補として、大山、坂本、近本の３名が残っていたようですが、最終的には坂本でした。

これに阪神ファンは納得したんでしょうかね？。。＾＾：

実績としてはほとんど活躍しておりませんが、本塁打を打った選手の首にかける虎メダルを作るなどのアイデアマンとして知られています。

出典https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

盛り上げ役として他の選手からの信頼もあり、あのダルビッシュ有が日本人選手としてバッテリーを組んでみたい１人としても知られているほどインサイドワークも良いといわれています。

そうした総合的な面をかわれてキャプテンに就任したのでしょう。

阪神キャプテンの決め方が投票ってヤバくない？・・

出典https://www.youtube.com/

もちろん選手からの信頼があることは言うまでもないのですが、野球でも目立っている選手が主将として活躍しないと、少々ほかの選手へのアドバイスなどがしにくいなどの側面もあります。

当時の矢野監督の選手の「自主性をもたせる」といった雰囲気は決してすべて悪いとは思わないのですが、やや放任しているといわれてもおかしくないかもしれませんね。。＾＾：

阪神キャプテン投票で決めるとか言ってるけど、投票で選ばれた人がFAしたらウケる

— こばやしさん (@marblunar) November 15, 2021

ちなみに矢野監督、新庄監督に影響されたのではないかと噂されております。

総選挙プランは井上元ヘッドコーチが提案したようですが、もう少しトップダウンとしての姿勢もあってもよさそうです…。

「阪神名誉キャプテン」のワードが出現！名誉って何なのか？

通常のキャプテンとあわせて「名誉キャプテン」という立場が本当にあるのでしょうか？

実はその名誉キャプテン、糸原健斗のことでした。

時は２０２０年１１月、大山と岩貞がキャプテンに就任したときのこと。

当時の矢野監督曰く、

と発言しておりました。

史上最年少キャプテンとして勤めていましたが、２年も続いたことが重責を担っていたと監督からは評価をされたのでしょう。

２０２３年、糸原はかなり厳しい立場におかれており、正念場となりそうな予感がしますが、キャプテンとして担ってきたその重責を耐え抜いて今があると思います。

ぜひとも名誉キャプテンの冠名に恥じないように、活躍してもらいたいものですね。

2023＝岡田監督はキャプテン制度を嫌う

２０２３年についてはキャプテン制度を考えていないと報道陣へ発表しております。

と逆に投げかけることも。昔は選手会長がそもそもキャプテンのような役割をしていたとも語っていました。

いわれてみればそうですよね。。＾＾：

１９８５年当時、キャプテンは不在でした。

キャプテン制度が良い方向に回ればよかったのですが、選手間投票などで選出された場合、どうしてもその選手は、指摘しにくい部分もあったでしょうし、そういった姿勢がプロとしても悪い方向にいってしまったのかもしれません。

キャプテン制度を廃止し、選手１人１人が同じ立場で、指摘しあえるように岡田監督はしていきたいのかもしれません。

シーズンの結果もそうすることでついてこれるように岡田監督のマネジメントに期待したいですね＾＾