【名言はスパイス?】和田豊⇒守備&バッティングがエグかった!

阪神選手90年代
虎次郎
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今回は和田豊の名言や「スパイス」の意味、守備&バッティングは流し打ちの達人だった件についてチェックしていきます!

和田豊の名言には色んな意味が込められておりますが、彼自身が言った「スパイス」には賛否両論あるようですね。。^^:

ただ、現役時代の彼は守備には定評があり、バッティングに関してもコアな阪神ファンであれば今更説明の必要はないでしょう。

指導者としては、中々上手くいかなかった感がありますがプレイヤーとしては一流選手として名を轟かせた1人ですので、彼の武勇伝を見ていきたいと思います。

和田豊の各名言が刺さる!

虎次郎
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阪神一筋に、プロ野球人生を駆け抜けた和田豊には、意外にもファンの心に響いた名言が幾つか残されています。

出典https://www.youtube.com/

代表的なものを、現役時代と監督時代に分けて紹介しましょう。

まず、違う意味で名言扱いされているのも和田豊だと言えましょう^^:

■その1

「俺ね、選手として秀でたものが何もなかったんだよ。『すべてが足りない』『何もない』という選手を、ここまでしてくれたのはタイガースファンなんだ」

千葉県立我孫子高校から日本大学へ進学。

主力打者に成長し、ロスアンゼルス五輪でメダリストにもなった、というアマチュアとして輝かしいキャリアを引っさげて1984年ドラフト3位で阪神に入団します。

和田豊

和田豊

当時は、バース・掛布・岡田・真弓という四獣士が君臨していた時代。

「えらいところに来てしまった・・」が、第一の感想だったそうです。。^^:

打撃タイトル争いの常連達と比べると、すべてが足りない、何もない、と思ったのかもしれません。

しかし堅実な守備としぶといバッティングで勤続17年、通算安打数1,739、終身打率.291の実績を残すのですが、そこまで働けたのはファンのお陰だと語っています。

■その2

「何がどう『足りない』か。補うためにどう『工夫する』か。ユニフォームを脱ぐ日まで、それは続いていく」

一方、ファンの後押しだけで成績が残せることもなく、難しい局面でも、ヒットを打ち続けるための工夫を重ねてゆきます。

後には、相手チームにシフトを組ませるほどの右打ちの名人となります。

和田豊

後ろにいるのは関川浩一(コーチ)ですかね^^▲

■その3

「最後は勝てなかったけど、一つのからは破ったかなと。この敗戦を糧にしてやっていきたい」

監督時代にも、幾つかの名言がありますがその一つ。

2014年2位ながら、クライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズに駒をすすめます。

その後、敗戦した時のコメントでした。それまで何度もプレーオフでは勝ち越せない、短期決戦に超弱い体質を克服できたとしたからです。

只長続きはしてなくて・・・

和田豊に「スパイス」のワードが?監督会見で名言・・?

虎次郎
虎次郎

2012年に監督に就任した際、「現在の戦力でもすこしスパイスを加えれば優勝争い優勝できる戦力がある」と発言、優勝への自信を覗かせます。

和田豊/スパイス

和田豊/スパイス

出典https://www.youtube.com/

スパイスと聞いて、カレーの香辛料を皆が連想しました^^:

和田豊/スパイス

真意は、もう少し別の意味合いがあったのかもしれません。

選手としての実績は、工夫の積み重ねで勝ち得たものだった筈です。おそらく、そのたゆまぬ工夫を、スパイスと言っていまったのでしょう。

だが、シーズンが開けると、6月に勝率5割を切り、球宴以降大型連敗を繰り返し借金20の5位で終わります。。

機嫌の悪いファンから、スパイスが恰好のネタになってしまい、劣勢になると「はよスパイスかけろや!」と野次られる始末。。^^:

和田豊/スパイス

出典https://mobile.twitter.com/

そこから転じて、和田豊の采配が、総じて「スパイス」と言われるまでに。。

またもう一つ、2013年に発覚した不倫騒動で、公になってしまった生々しい愛情メールのやりとりにかけて、「スパイチュ」とまで言われ、「和田豊 スパイチュ」の検索ワードまでに広がってしまいました。。^^:

本当は「歴代監督を何人も見てきて、大変な仕事だと実感している。3年目に優勝争いではなく、来年勝負をかけるくらいのつもりでやっていきたい。広い甲子園に対して、投手力を含めセンターラインを強化して守りの野球が理想」、と凄く真面目な豊富を語ってもいるんですが。。

和田豊/守備(ポジショニング)は凄かった!

虎次郎
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入団当時から、守備には定評がありました。

球団が、藤田平の背番号6を継承させたのも、期待の表れでしょう。

和田豊/守備

二人に共通することは派手さはないが、堅実な守備でした。

真新しい阪神の中ではやはり大和が飛び級の守備力を誇っていたのは間違いないですよね!

打者の特徴や、その時の状況に応じてポジショニングを変え、難しい打球でも、簡単にとってしまいます。

当初は遊撃手として、スタートしますがその後出てきた選手との兼ね合わせで、二塁と遊撃を行ったり来たりの時代が続きました。本格的に二塁手に固定されるのは1992年から。

久慈照嘉が入団し、遊撃手に定着します。

和田豊/守備

さらに新庄剛志がセンターに入り、守りの面で見事なセンターラインが確立。

和田豊は、この年から3年連続でゴールデングラブ賞、92年と94年にベストナインにも選ばれました。

二塁手としては、生涯1,035試合に出場、失策はわずか48、守備率は.991を誇っています!

■和田豊と共に戦った阪神選手一覧!

松永浩美

亀山努

井川慶

大豊泰昭

坪井智哉

藪恵壹

石嶺和彦

中村勝広

和田豊/バッティングは流し打ちの天才だった!

虎次郎
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和田豊は、ご存知のように決して長距離打者ではありません。しかし、シングルヒットにかけては、磨きに磨きをかけ、とりわけ流し打ちは芸術的とまで称されました。

出典https://www.youtube.com/

バッティングに工夫を重ねた結果でしょう。

追い込まれても、簡単にアウトにならないしぶとさも印象に残っています。

記録で言えば、打率.300を越えた年が3度、何れも打撃ベストテンにも入っており、打撃30傑の内15位以内にも4度ランクインしています。

それだけの打者なら、当然相手チームも、徹底してマークします。

和田豊/バッティング

和田豊/バッティング

簡単にアウトコースには投げてこないし、守備は「和田シフト」、と呼ばれるかなり右側に重点を置いた守り方になります。

それでもインコースの球を引っ張らずに、むりやり右へ打ち、ヒットにしてしまうことがありました。1994年には165安打を放ち、当時としてのセ・リーグ最多安打を記録。

最も特筆されるのが、1998年開幕からの連続してのヒットとしては日本記録となる、24試合連続安打を達成したことでしょう。

和田豊/打撃

それでも、皆が通る引退の時を迎えます。

引退試合となった2001年10月1日の対巨人戦で、「これまでのねぎらい」、という意味でしょう。相手は一二塁間をわざと広く開けます。

和田豊も、それに応じるようにライト前にはじき返しましたね^^

和田豊と言えば孤高の暗黒時代が悔やまれる・・

虎次郎
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現役時代の和田豊を思うと、多くのファンは切ない気持ちになってしまいますよね。。

入団した1,2年目はともかく、その後のタイガースは、どっぷりと暗黒時代に突入してしまいました。

1987年から2001年までの間で、10度最下位になります!

流石に、ここまで負けこんでしまうとファンも諦めて甲子園に足を運ばなくなる現象がおきました!

暗黒時代/甲子園ガラガラ

暗黒時代/甲子園ガラガラ

負け続ける中、和田豊にはまさに「孤軍奮闘」、という言葉が適切でした。

見ているこちらもつらかったのですが、選手達も、きっとつらい思いをしていたと思われます。

和田豊自身も、入団して数年は自分のことで必死でした。

村山実が、監督になった1988年からレギュラーとなります。その頃になると、周りを見渡す余裕が出来たそうです。

和田豊/暗黒時代

他のチームの戦力もわかってきた、それに比べての阪神の実力も、見えてくる。「これは、厳しいな」とつい思ってしまう。

「優勝めざして」と最初は皆で唱えるものの、本音は「最下位脱出」が、目標みたいになる日々を過ごします。

1992年に投手力が急上昇し、あともう一息で優勝というところで、腰砕けをおこし、ヤクルトに覇権をもっていかれてしまいました。

その悔しさを、翌年以降に活かせないのも、阪神タイガースの悲しい伝統でしょうか。数年すると、再び最下位街道を邁進してしまいます。

「この戦力で勝つのは、本当にしんどい」と思いながらも、プロとしてモチベーションを保って、前述したような打撃成績を残しました。

しかし本人の述懐ですが、「30歳を過ぎると、急に勝ちたい思いが強くなった。3割とかの目標をクリアーしても達成感があまりなかった」と気持ちに変化がでてきました。

選手としても晩年にさしかかった頃に野村克也監督と出会います。

「3年間、結果は最下位だったが、野村監督のいうことをちゃんと出来ていたら、絶対に勝てた」と大変残念に思いながら、引退を迎えました。

あの暗黒時代、よくぞ本当に頑張ってくれたと思わせる選手でしたね。

この記事を書いた人

虎次郎
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どうも、The Tigers管理人の虎次郎です!阪神ファン歴30年以上のコアなオールドファンです。阪神タイガースに関しての事なら私生活と同化しているほどのマニアです。「日本イチの阪神ファン」と公言しているダンカンにも負けない自信があります!とにかく阪神タイガースが好きな方、愛している方、ファンの方には絶対に楽しめる専門サイトになっていますので、ぜひ楽しんで行ってください!

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