今回は元阪神監督で吉田義男の守備や伝説、出身大学と経歴プロフィールなどを検証していきます!
吉田義男イコール「牛若丸」と異名を持つ位、守備と伝説には前評判がある吉田義男ですが、その華麗なテクニックは現役時代の小坂誠を放物させるレベルでした。
いや、「小坂誠なんて到底及ばない・・」と言う声もあるくらい吉田義男の守備は抜群の安定感がありました。
そんな彼の大学や経歴など、彼がどのような生き様から伝説の名ショートストップになったのか?を改めて見ていきたいとおもいます。
吉田義男の出身大学&経歴プロフィールを調査!
吉田義男さんは、1953年に阪神へと入団を果たします。
出典https://www.youtube.com/
しかし、それまでもやはりその才能は、それ以前の学生時代のことからすでに何人かの監督から目を付けられていたようです。
まずは、京都市立第二商業学校在学中のことでした。
その当時はまだあった名古屋金鯱軍(なごやきんごぐん、1936年から5年間だけ実在したプロ野球球団で、現在の中日のルーツとなった球団)の監督であった岡田源三郎監督や、阪急ブレーブスにも目を付けられ、プロ入りは確実とされていたかもしれません。
▲入団当初の鳥谷に似ていますね^^
1950年、阪神に入団するその3年前の高校二年の時に、吉田義男ははじめて夏の甲子園へと出場を果たします。
勿論そのポジションは、今後慣れ親しむことになるショートでした。
しかし、その初陣は決して順風満帆と行くわけではありませんでした。
その一回戦、吉田さんが所属する京都市立第二照合高校は北海高等学校に敗退。。
その翌年の1951年も、京都大会予選決勝戦時に、のちに大映スターズ(後の千葉ロッテ)で活躍する、清水宏員さんと上市明バッテリーの前に完封負け、甲子園出場すら果たすことはできませんでした。
その後、吉田さんはプロ野球の道へと進むのではなく、大学へ道を進めることになります。
その大学は、立命館大学。
関西では「(関西大学、関西学院、同志社、立命館)」と呼ばれる名門大学であり、学問に関しては関西でもトップクラスになります。
その学園で学問を学びつつ、1年生のころからすでにショートのレギュラーとして活躍を果たしていましたが、当時の阪神でスカウトをしていた青木一三から「お前は絶対プロでやっていける」と口説かれ、吉田さんの心は揺れます。
しかし、吉田さんの身長は167㎝と、内野手とはいえ決して恵まれた体系ではありません。。
自分がプロでやっていけるのかどうか、それを悩んだのかどうかは定かではありませんが、その時にはおそらく、吉田さんは二つ返事で返すことはなかったようです。
しかし、青木さんはさらに畳みかけるように「藤村冨美男さんがそう言っている」と、まさしく殺し文句のようなセリフでもって、吉田さんを口説き落としました。
しかし、この話は実は創作だったようで、藤村さんはおろかほかの選手の誰も、吉田さんのことろ知らなかったのです。
おまけに、当時の二軍監督は吉田さんの体格を聞くや否や、「そんな小柄な選手が取れるか!」と一蹴したという逸話もあるようです。
しかし、その当時の二軍監督は吉田さんよりもさらに小柄だったようですが・・。。^^:
しかし、そうして立命館を中退した吉田さんは、16年間という現役生活を阪神と共にすることになるのです!
吉田義男の守備は小坂誠と匹敵するほどヤバかった!
故・野村克也さんは、吉田さんの守備についてこう語っています。
この二つを聞くだけでも相当な守備力を備えていると想像するに難くはないでしょう。
出典https://www.youtube.com/
その軽い身のこなしや、技術を総称して吉田さんは「牛若丸」の愛称で親しまれているのは、多くの人が知っていることです。
父親がショートの守備で吉田義男より凄い選手は後にも先にもおらんって言ってた。
NPB 史上最強のショートのようです。
— match (@_tigers_kasumi) April 25, 2022
しかし、その真骨頂は正確な補給もさることながら、何より性格で素早い送球でした。
一説には肩が弱く、弾が弱いのでそれを補うために送球をできる限り早くするように、体全体を使うようになったというのがあります。
当時、一塁手であった遠井吾郎が、あまりに早い送球で何度も球を逸らしてしまうので、「もうちょっとゆっくり投げてくれ・・」と注文を受けるほどだったとか。
しかし、その動きこそが、吉田さんが「牛若丸」と呼ばれる所以なのでしょう。
かの武蔵坊弁慶と、五条大橋で軽やかに舞った牛若丸と重ねるのも納得できます。
その守備は、ロッテや楽天で活躍した守備の名手、小坂誠にも匹敵するほどであるとも言われています。
出典https://www.youtube.com/
吉田さんの時代はまだなかったのですが、守備の技術の高さの象徴であるゴールデングラブ賞を4度獲得し、新人王も獲得した小坂ですが、吉田さんの記録はどうでしょうか?
千葉ロッテ小坂誠の天才的守備、同時期に守備だけでなく打率も高い遊撃手の西武の松井稼頭央の存在がいたので世間では評価が低い
ファンとして不満立川談志が誉めたのは初耳だったが、名ショートで牛若丸こと吉田義男が「守備は松井より小坂の方がレベルが高い」と週べで語ってたのは嬉しかったな…
— amos mil (@spqs9ah9) March 7, 2020
勿論、吉田さんだって負けていません。
ベストナインを9回も獲得し、1955年から6年連続で獲得したそれは、あのリトル松井こと、松井稼頭央に次ぐ歴代二位の記録を保持しています。
つまり、松井稼頭央に抜かれるまでは、歴代一位の記録だったということです。
また、これは憶測でしかありませんが、もしも当時にゴールデングラブ賞が実装されていたら、確実に10回以上は受賞しているだろうと言う話もあります。
補給性の高さ、送球の正確さに早さ。
まさしく、牛若丸と言われた吉田さんは、守備の名手であったことは間違いないでしょうね!
吉田義男には数々の伝説がある!
吉田義男さんの半生は、まさしく野球とともにあるといっても過言ではないでしょう。
華麗なプレーでファンを沸かせた吉田さんですが、天性の才能の持ち主でもあり、またストイックな努力家でもあったようです。
技術と感覚を養うために、練習の合間を縫ってフェンスやトタン板にボールをぶつけて反復練習をこなし、といってすぐ投げるという感覚を養い続けたようです。
もっとも、この練習は近所迷惑になるので、同僚にはよく怒られていたようですが。
何度見てもショート渥美の捕ってからスローイングまでの速さにホレボレ。伝説の吉田義男レベルか。
— 23てづか (@tezu23) July 28, 2021
更に、1950年から54年まで指揮を執っていた松木謙治郎監督からは冗談めかして「こいつは飯を食ってるときも、グラブとボールを離さない」と言われたこともあるそうです。
そして、1996年。
出典https://www.sponichi.co.jp/
清原がフリーエージェント(FA)を宣言したとき、吉田さんはこのような語録を残しています。
地元出身で強打者、そのスター性は抜群であったこの選手にはどうしても来てもらいたい、という思いがあったのでしょう。
当時の私もこの選手のことは嫌いではありませんでした。
最終的に、清原は巨人へと移籍してしまいましたがやはり地元の強打者ということもあり、吉田さんはその存在をずっと気にしておられたことでしょう。
更に、巨人で400勝というとんでもない記録を叩き出した金田正一が最も苦手にしていた選手が、実は吉田さんという話もあります。
とにかく三振をしない、粘り強く、粘り強く厭らしいバッティングもできる吉田さんを苦手にする投手は、もしかしたら当時はほとんどの人がそう思っていたかもしれませんね。
現在の投手は、どのようにして吉田さんを抑えるのか、ちょっと気になったりもしますね。
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吉田義男の解説は的を射ているが滑舌が悪い?
御年88歳、今年で89歳を迎える吉田さんですが、今なお解説者として活躍を続けておられる吉田さん。
YouTubeのチャンネルでも時折、その姿を見ることが出来ます。
最近では、川藤幸三などとダブル解説などでメディアに出演するなど今なお野球に深く携わっておられるようです。
余談ですが、亡くなった元エースの小林繁やエモやんこと江本孟紀とも仲が良いのは有名です。
解説者として野球のことを第三者の目で解説し、他球団ファンにも配慮した公平な立場としてジャッジしているなど、非常に中立的な立場で解説を為されているようです。
甲子園 やるのかなぁ?
吉田義男さん解説なので見たい気もするが
虎バン放送だと 負け率も高いし・・・ pic.twitter.com/3neKrDTfXy— Tiger☆Kakefu (@TigerKakefu) September 11, 2019
ただ、これは私も聞いたことがあるので何とも言えないのですが、やはりご高齢というのがたたっているのでしょう。
やや、舌足らずというかあまり滑舌はいいようには思えず、「時折何を言っているのかわからない・・?」、というようなことがあります。。^^:
吉田義男の解説が未だに理解できない
— ぽん (@ponta_29) January 25, 2020
声もあまり大きいわけではなく、同じ年齢である長嶋茂雄も、やはり昔のような覇気は感じられなくなりつつあります。
ただ、その端々にはやはりタイガースへの思いが込められているセリフが多々見受けられます。
2018年、最終戦間近である10月9日に、最下位が確定してしまった阪神。
その時に、吉田さんはこういうコメントを残しています。
戦前から、そして1リーグのころから切磋琢磨し、吉田さんも現役時代から何度も何度も、雌雄を決し続けていた伝統の2チーム。
この2チームが強くなってこそ、プロ野球は盛り上がるのでしょう。
毎年順位予想でいつも外す!高齢による天然か?・・
毎年、プロ野球シーズン開幕前にこぞって話題になるものを想像できますか?
首位打者予想、最多勝投手予想、三冠王に新人王と、数々の予想を立てる解説者さんは山ほどいます。
出典https://www.youtube.com/
かくいう私も、落合チャンネルの視聴者であり、落合さんのチャンネルによる予想は愉しませてもらっています^^
しかし、やはりファンたるもの、これを語らずに予想を語ることはできないでしょう。
そう、シーズンの順位予想です!
ファンも解説者も、シーズン前にはこぞって順位予想をしますが、もちろんそれは吉田さんも例に漏れることはありません。
2021年度の順位予想は、
1位・阪神
2位・巨人
3位・中日
4位・広島
5位・ヤクルト
6位・横浜
という予想でした。
実際の順位を並べてみると、的中しているのは4位の広島と6位の横浜の2チーム、三分の一の的中率ですね。
正直、ここまで的中しているならば、私は十分的中していると思います!
6チームすべてを的中させたのは、過去には下柳剛だけですし、それこそ順位は10月のシーズン終了するまで、だれにもわかりませんから。
吉田さんだけではなく、たくさんの解説者は予想しては外し、こんな予想をしていたなと笑ってテレビで語る、それが私の中では本当のシーズン終了の瞬間だと思います。
最後に、吉田さんの今年の予想はまだ速報されていませんが、ことはどのようなどのような予想をされるのか、楽しみですね^^
この記事を書いた人
- どうも、The Tigers管理人の虎次郎です!阪神ファン歴30年以上のコアなオールドファンです。阪神タイガースに関しての事なら私生活と同化しているほどのマニアです。「日本イチの阪神ファン」と公言しているダンカンにも負けない自信があります!とにかく阪神タイガースが好きな方、愛している方、ファンの方には絶対に楽しめる専門サイトになっていますので、ぜひ楽しんで行ってください!
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