この記事では甲子園の人工芝比較と天然芝に関する事、なぜ内野は天然芝ではないのか?管理や種類、産地まで調査していきます!
甲子園における天然芝と人工芝の比較をすれば様々な理由がありますが、天然芝は見た目が美しく、観客に自然な景観を提供している部分が大きいです。
また、実際に甲子園でプレイする選手にとっては、天然芝の柔らかさや自然な反発が心地よく、足や関節への負担が少ないとされています。
環境面では、天然芝は二酸化炭素の吸収や温度の調節など環境に優しい特性を持っているとされています。
このように甲子園では天然芝におけるメリットが多数あるんですが、なぜか内野だけ人工芝が採用されているんですね。。一体なぜなのか?
その背景に迫ってみたいとおもいます。
甲子園/天然芝の管理は誰がやってるの?
甲子園のグランド整備と言えばの阪神園芸株式会社が天然芝の管理も行っています。
出典https://www.youtube.com/
阪神園芸といえば、”こんな雨、もうグランドぐしゃぐしゃで試合できないだろうなー”という日でもたまった水を素早く取り除いて、絶妙に土と砂を足して試合ができてしまう状態にしてしまう、とか試合の合間に素早く無駄のない動きであっという間にグランド整備をしてしまうとか。
そんな試合中の整備の様子が印象的ですが、それ以外の部分でも甲子園のグランドを野球がしやすい状態にするための努力をしているようです。
外野の天然芝に関しては、試合の日に整備をして整えるなんてことは不可能ですから、きちんと育つように長い目で整えていく必要があります。
楽天のコボスタが人工芝から天然芝にわざわざ甲子園球場の管理をする阪神園芸の人を派遣してもらって変えたことあるくらい、野球選手の体への負担を考えると人工芝がいいと言う風潮はここ数年強くなっていました。
だからこそ甲子園でやること自体は妥当だと思っていたのです。
— はるかっか (@Haruka2007Toshi) August 5, 2018
古い資料のようですが、甲子園の芝の成り立ちや整備について阪神園芸の方がかかれたものがあります。
出典https://www.jstage.jst.go.jp/
液体肥料を年30回ほどまいたり、殺菌剤を散布したり、手や除草剤で雑草を取り除いたりなどたくさんの手間がかかっているようです^^
「甲子園・人工芝・いつから」のワードの真相は?
”甲子園・人工芝・いつから”なるサジェストキーワードがありますが、なぜこのようなキーワードがあるのかその真相に迫っていきます。
まず、甲子園の人工芝のエリアとして外野のフェンス際があります。
もともとフェンス際はアンツーカー(人口土)でしたが2022年から白線がフェンスから4.57メートルのところに引かれ、白癬化とフェンスの間は人工芝になりました。
これは外野がフェンスに衝突しないためのウォーニングゾーンとしてもともとアンツーカーで色分けされていた部分を白線で示すようにしたということと、また、プロ野球の投手が試合前にフェンス際をランニングすることが多く芝が痛みやすいため、この対策として人工芝に切り替えたという背景があるそうです。
甲子園はいつから人工芝になったんだ
甲子園はいつから東京大会の会場になったんだwww— BLACK BOX???(N国騒動垢) (@black42092) July 28, 2023
最初のキーワードのサジェストの話に戻ると、茶色のアンツーカーだったフェンス際が、白線&人工芝にかわるというのは見た目的にかなり目立つので、これっていつからだっけ?と思って甲子園・人工芝・いつからと検索する人が多いのではないでしょうか。
甲子園の内野芝はなぜ天然芝ではないのか?
楽天生命パークやMAZDA Zoom-Zoomスタジアムという他の球団の球場は内外やすべて天然芝ですが、甲子園はずーっと外野天然芝、内野は土のままです。
他の球場ではできている以上、ルール上とか技術的にできない理由はないような気がするのですが、なぜ甲子園の内野だけ天然芝じゃないんでしょう。
甲子園の内野を天然芝にしないのは、芝が枯れてしまうからだそうです。
そんなのわかっとるわい!と思った人、怒らずにもう少し読んでください^^:
先ほど紹介した日本の2球場や他にもアメリカの球場では内野も天然芝の球場はありますが、甲子園と違うところがあります。
それは球場で行われる試合の密度です。
内野も天然芝になっている球場でできる試合数は1日2試合が限度のようで、楽天生命パークの場合、1日2試合/プロ野球以外での使用を年間約30日に制限しているそうです。
それほど、天然の芝というのはデリケートで傷みやすいものなんですね。この条件を満たすためには甲子園大会は大きなネックになります。
あれ、甲子園の内野ファウルゾーンいつから人工芝になったんだっけ?
— atsuro okano (@atsu1260) March 24, 2012
すでに過密日程が球児たちの健康面でどうなのか、ということがたびたび議論されていますが、芝の健康にとっても今の試合日程は無理がある、というか無理なのが目に見えているので内野はずっと土のままなのですね
他には、甲子園の内野部分が天然芝ではない理由はいくつかあります。以下にその主な理由を説明します。
耐久性とメンテナンス
甲子園はプロ野球の試合だけでなく、高校野球大会なども頻繁に開催されます。これにより、内野部分は非常に高頻度で使用されるため、天然芝では耐久性が不足し、迅速な回復が難しくなります。
天然芝のメンテナンスは非常に手間がかかります。特に内野部分は選手の走行やプレイが集中するため、芝の傷みが激しく、頻繁な補修が必要です。
プレイの安定性
内野部分を人工素材にすることで、プレイの安定性が確保されます。人工素材は均一な表面を維持しやすく、ボールの跳ね方や走りやすさが安定します。これにより、選手がより安全かつ正確にプレイできる環境が提供されます。
天候の影響
台風や大雨などの悪天候が頻繁に発生する地域では、天然芝はすぐに傷んでしまいます。内野部分を人工素材にすることで、雨水の影響を受けにくくし、試合の中止や延期を減らすことができます。
歴史的な背景
甲子園球場は歴史的な球場であり、その設計や使用素材には伝統や歴史的な背景が関与しています。内野部分の人工素材の使用は、長い間にわたって続けられてきた伝統的な選択でもあります。
これらの理由により、甲子園の内野部分は天然芝ではなく、人工素材やクレイ(赤土)が使用されています。
これにより球場全体のコンディションが良好に保たれ、選手が最適なパフォーマンスを発揮できる環境が整えられています。
甲子園/芝生の種類や産地はどこ?
ある記事によると”バミューダ系のティフトンをベースにして、ペレニアルライグラスをオーバーシードしています。
1982年から芝の種類は変わっていません。”とのことです。
バミューダ系?ティフトン?謎の単語を高速で叩き込まれて、バックスクリーン3連発後の槙原さんのような放心状態ですが、1個だけわかったのは1982年から種類は変えていないとのこと。土や砂とは違って、早くから黄金比が見つかったようですね。
芝の種類として、バミューダグラスというものとティフトンというものがあるそうです。
バミューダグラスは直立の茎となるのに対して、一方ティフトンは横に這うように茎をのばしていくそうです。
そのバランスをとるような交配をしたのが甲子園で使われているバミューダ系のティフトンということでしょうか。
そしてオーバーシードとはスポーツ施設で使われる天然芝の生育システムの1つで、冬場に枯れる夏芝に冬でも成長する冬芝の種をまき、一年中緑の芝生を維持する方法のことです。
このオーバーシードの冬担当としてペレニアルライグラスというヨーロッパで主に使用される寒冷気候型の芝を使っているのですね。
【芝№4】
甲子園球場は,1924年8月1日開設されたが,当時芝生の有無は定かでな い。明確な記録は無く,芝生が貼ら時期は判然としないが,昭和3年の夏の中等学校野球大会には,写真で芝生があるのがわかる。芝生の種類は,野芝と思われる。
松浦煕忠:甲子園球場の芝草№20-1要約引用https://t.co/OLx0XTdqfs— 平野 新太郎 (@KodairaNo) July 13, 2019
芝の産地は鳥取県の大山の近く、東伯郡浦安の鳥取県芝生生産組合へ買い付けにいっているそうです。
砂と芝、甲子園を作っている大事な2つの要素が鳥取の大山というのは隠れた縁を感じますね。
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時には台風などでボロボロになる時がある・・
ここまで、天然芝のデリケートさ、管理の大変さを書いてきましたが、どんなにがんばって管理しても自然の力には勝てません。
2016年には夏に行われた女性アーティストのコンサートのためのステージ設営とその前後に大雨をもたらした台風16号の影響で芝生がボロボロになったことがありました。
雨で地盤がゆるみ、ライブでふみあらされてボロボロになってしまったのでしょう。
芝生が格子状にはがれて、魚を焼く網のようになってしまっていたんだとか。
この時の試合前練習ではノックをしても打球が全然弾まなかったんだそうです。
ふだんは芝で弾力がある地面になっているのが、砂場みたいな感じになってたんでしょうね。
ただ、これがニュースになるくらい、逆に普段はいいコンディションが維持されているという阪神園芸のすごさがわかるできごとでもありました。
甲子園は天然芝を使用しているため、台風や大雨などの悪天候によって芝生がダメージを受けることがあります。以下は、台風が天然芝に与える影響とその対策についての詳細です。
台風が天然芝に与える影響
大量の雨水が芝生に浸透すると、水はけが悪くなり、ぬかるみが発生します。これにより、芝生が根から引き抜かれたり、泥が浮き上がることがあります。
強風や大雨により、芝生の葉や根が傷つくことがあります。また、風で飛んできたゴミやデブリが芝生を損傷することもあります。
湿度が高い状態が続くと、芝生が病気にかかりやすくなります。特にカビや菌の繁殖が進み、芝生の健康が損なわれることがあります。
甲子園の芝生ほんまにボロボロになっていたのか… pic.twitter.com/2o5XwcfIQq
— ナホ🥖「やっぱりナンノがNo.1☝」 (@YNannoNo1) September 29, 2016
対策と対応
甲子園では、効果的な排水システムを導入しており、雨水が速やかに排出されるようになっています。これにより、芝生への水の浸透を最小限に抑えています。
試合がない時や悪天候が予想される場合、芝生を保護するためにカバーが使用されることがあります。これにより、雨水や風から直接のダメージを防ぎます。
台風後には、専門のスタッフが芝生の状態をチェックし必要に応じて修復作業を行います。芝生の補修や再植栽が行われ、次の試合までに良好な状態に戻されます。
甲子園は多くのファンにとって特別な場所であり、悪天候による影響を最小限に抑えるために様々な対策が講じられていますね^^
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この記事を書いた人
- どうも、The Tigers管理人の虎次郎です!阪神ファン歴30年以上のコアなオールドファンです。阪神タイガースに関しての事なら私生活と同化しているほどのマニアです。「日本イチの阪神ファン」と公言しているダンカンにも負けない自信があります!とにかく阪神タイガースが好きな方、愛している方、ファンの方には絶対に楽しめる専門サイトになっていますので、ぜひ楽しんで行ってください!
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